Kawasaki SUPER SHERPA録２
メーターバイザー変更

筆：イオン (2008/10/08)

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バイザー変更前（オリジナル）

バイザー変更後

2007年2月に、Kawasaki SUPER SHERPA 06年モデルを新車で購入した。なかなかの走りと取りまわしの良さに満足しているものの、スタイルには少々不満を感じていた。オフロード車には、昆虫のような機敏さを訴える形が欲しいものだが、特にフロントヘッドライトのヘッドランプカバー （メーターバイザー）は、ホンダのクルマのHマークエンブレムの様ですし、エアーインテーク風だとしても、ハゲ上がりにも見えて、思いっきりモチベーションが下がるポイントであった。 　しかし、２年保証期間内ということもあり、安易な改造で保証が受けらない可能性もある。 　ところが2007年8月頭に、ある病院の駐輪場で、不思議なSUPER SHERPAを見た。半分下がしろで黒のメーターバイザーに変更。どう見てもD-TRACKERの顔つきだなと、しばらく見ていると、オーナーが来たので立ち話しをした。どうも、1600円でD-TRACKERのパーツを取ればできるらしい。 　帰宅後、ネットで調べると、この改造例数件にヒットした。そしてすぐにバイクショップに行ってパーツを注文したのである。 　１週間後届いたパーツに交換すると、髪型が変わって男前に。そう、これがSUPER SHERPAの本当の顔だったのだ。強い意思を持った表情が前面に出てきたのである。 　この瞬間、購入時に比較検討したYAMAHA SEROW 250への迷いを完全に拭い去ることができた。 　走りの面ではSUPER SHERPAの方が魅力的だったが、スタイルでは斬新なSEROW 250に惹かれていたのである。しかし、林道で映える昆虫臭さがSEROW 250の洗練され過ぎたデザインから感じることができず、自分には似合わないと思っていたのだ。 　価格的にも10万円高いこともある。１０万円の価格差は、２万キロ走行のガソリン費用に相当するのだ。見て楽しいよりも乗って楽しいものの方が、長く付き合える。かといって、美的感覚を捨てきることはできない。それが、メーターバイザーを変えることで、迷いと決別できたのだ。 　メーターまわりというのは、デザイン上、人間の髪型に匹敵する重要な部分である。SUPER SHERPAの前に乗っていたYAMAHA Raidでも、大きな丸いヘッドランプのみで坊主頭のように見合えたので、楕円のゼッケンプレートを模したメーターバイザーを自作して取り付けていた。私の願いは、新車生産を終え絶版車となったSUPER SHERPAが、この改造で力強いイメージとなり、名車ポイントが高まることである。この詳しい改造方法がその役に立てばと思って、ここに掲載することにした。 　なお、改造は自己責任で行って頂きたい。生じた不具合については私は一切責任を持ちません。

	１、準備するもの （１）ヘッドランプカバー 　　カバー（ヘッドランプ）,UPP,1 55022-0027-6C (1638円) （２）ゴムシートカバー 　　カバー(ヘッドランプ）55022-0020 (504円) 　　※メーターバイザーとライトケースのあいだに大きな隙間 　　　ができる。そこから水がライトケースに水が入る場合 　　　があるので、取り付けたほうが良い。 （３）Kawasakiステッカー　パーツでも取れるが、私は、ス 　　テッカーセットから適当な大きさを切り出した。 　総額、2500円程度、つまり人間が髪を切りにいくのと 変わらない金額でイメージをチェンジできる。
	２、ステッカー貼り （１）ヘッドランプカバーCにKawasakiステッカーを貼る。 （２）その後、カバーには、部品についてきた傷付き防止用の 　　保護シートを貼っておくと、作業完了まで、カバーに細かい 　　傷が着くことを防げる。
	３、旧ヘッドランプを外す（その１） 　　ヘッドランプ下の六角ボルトを外す。
	４、旧ヘッドランプを外す（その２） 　　メーター下の穴２箇所に引っ掛けてあるヘッドランプの 　ツメを浮かして外し、ヘッドランプ全体を前に倒しながら 　メーター部より外す。
	５、旧ヘッドランプカバーを外す 　　下記６の逆の要領で、ネジ５箇所を外してオリジナルの ヘッドランプカバーを取り外す。 　（写真は、取り外した後、ヘッドランプ部を元の位置につけ 　　てみたところ。坊主頭でちょと情けない顔）
	６、新ヘッドランプカバーを取り付ける （１）ヘッドランプを前に倒した状態で、ヘッドランプ部に新たらし 　　いヘッドランプカバーをネジ５箇所で取り付ける。 （２）ヘッドランプカバーには、写真のように、パーツで購入 　　時についてきた、保護シートを作業時の傷付け防止に 　　着けておくと良い。。
	７、ゴムシートカバーを取り付ける（その１） （１）ゴムシートカバーをヘッドランプ部に貼り付ける。 （２）メーターバイザーとライトケースのあいだに大きな隙間 　　　ができる。そこから水がライトケースに水が入る場合 　　　があるので、取り付けたほうが良い。 　　　※D-TRACKERはこの隙間にＵ字溝のように貼るようだ 　　　　が、それだと、ランプ玉切れ交換の際に、両面テープ 　　　　で粘着したゴムシートを剥がす必要があるので、私は 　　　　このような取り付け方にした。
	８、ゴムシートカバーを取り付ける（その２） 　　　ゴムシートカバーをヘッドランプ裏側から見ると 　　このような取り付け状態となる。
	９、メーター部への取り付け （１）メーター下の穴２箇所にヘッドランプのツメを入れる。 （２）ゴムシートカバーをメーター枠の内部に入れ込む。
	１０、ゴムシートカバーのフィッテイング 　　ゴムシートカバーをメーター枠の内部に入れ込む。 　　断面から見たイメージは以下となる。 　　　　　　　「／　メーター枠 　　　　　　／ 　　　　　／ゴムシートカバー 　　　　／「ヘッドランプ部
	１１、新ヘッドランプカバーの固定 （１）ヘッドランプ下の六角ボルトを締める。 （２）ランプ照射高さが変わる場合があるので、必ず高さ調整を 　　実施すること。
新メーターまわり 　　　（隙間にちょっと拭き用の小型タオルを入れた）	旧メーターまわり （メーターまわりが薄く淋しい）
	１２、完成 （１）保護シートを外して完成。 （２）それでも、少し間延びがあると感じて、elfステッカーを 　　貼ってみた。（本ページ上部参照）