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冷たい人間が 地球を熱くさせている |
普通の人の三倍も 稼げるようになってみて 三倍高いもの食べる だけど割り合わない気持ち 三倍多くは食べれない 普通の人の三倍も 稼げるようになったので 三倍多くの物を買う だけど割り合わない気持ち 三倍長くは生きれない 普通の人の三倍も 稼げるようになったぞと 三倍プライド高くなる だけど割り切れない気持ち 三倍周りが気に障る 普通の人の三倍も 稼げるようになったなら 三倍人に感謝しろ 言われてからでも遅くない すると気持ちが割り切れた 三倍迷惑かけていた |
笑顔も悲しみもない 悲鳴も出さない 追い立てられたら逃げるだけ 硬い殻でココロを覆って表情の無い 虫みたいな人間が増えている それが何故かと考えるうちは 虫にはなっていないと思うとともに 虫みたいに扱っている側でもありえる |
地球の温暖化はね だんだん化の兆候であって 地球自身が だんだん人の経済が縮むよう 仕向けているんだよ 人の冷淡化はね だんだん化の兆候であって 地球自身が だんだん人が減るように 仕向けているんだよ セキュリティ化はね だんだん化の兆候であって 地球自身が だんだん人を疑うように 仕向けているんだよ だんだん化はね 地球の思いやりなんだよ 考える時間があるのだから |
仕事で小さな親族会社へ打ち合わせに出向くと 狭い会議室の壁に言葉が飾られていた 額縁に入れられていた筆文字は 「騙すより騙されるほうが 素晴らしいじゃないか」 私は騙すつもりだった訳ではないが より安い人件費を当て込んでいたので 心を見透かされたような気がした お昼になって用意された仕出し弁当に カレーが入っていて 人のいい社長が「ヒデキ、感激！」と 古いフレーズを言って場がシラけたのだが 額縁のせいか私には 「ヒゲキ、感激！」に聞こえた 結局、安い人件費は 能力不足のトラブルを起こしてしまったが 人のいい社長は諦めることなく まさに「悲劇、感激！」と踏ん張ってくれた しかし、その会社は消滅した 行き詰る度にあの額縁の意味を考える あれは本心だったのか 予防のためだったのか 開き直りだったのか いやいや、あの社長 騙されたふりをして騙すほうを騙して 楽しんでいたとしたら、それも 「騙すより騙されるほうが 素晴らしいじゃないか」 |
失敗したのではない 成功しなかっただけだ 責任を取らされたのではない 責任を取らせてもらったのだ 誰でもできることは誰かでいい 誰もできないから私だったのだ 環境に左右されたのではない 環境に上下しなかったのだ 早く着くのが偉いのではない 左遷されても辿り着く方が偉いのだ これは大人の留学なのだよ |
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