12号 2000冬号の詩
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めまぐるしさにアエイデルン それでも都会をオヨイデルン 冬の乾いた北風が 週末ロマンに誘いこむ 私を呼んでるゲレンデルン スキーをしたいとサケンデルン 白い世界に抱かれて 華麗に舞いたいウェーデルン 私の東京ウェーデルン 誰かに見せるわけでもない 誰かを魅せるわけでもない 感じるままに東京の 人のゲレンデ滑りたい 刹那に刻むシュプールで 駆け抜ける今、描きたい そんなイメージ暖めて 最終電車の窓ガラス 吐息で都会を白くする |
スキー場でのペアリフト 混雑しているリフト待ち 三人組みで並んでも 誰か一人で乗ることに これだけ混雑してるから 一人で乗るのも気がひける 乗り合う人がいたとして 無口ですごすのも辛い 寒さに一人十分間 心を揺らしたくはない 素敵な人と乗り合わせ 恋人気分を味わいたい それが出会いで街中に 恋の着地をしてみたい 混雑しているペアリフト かけひき積極タイミング 密かに繰りなす攻防戦 勝つか負けるか滑るより ワクワクしている列の中 |
腹八分目ブタならず 美女八分目敵知らず 知恵八分目偽寄らず 夢八分目トシ取らず 恋八分目医者いらず |
地球のテレビ番組も 変わりましたよね いい場面で、急に番組を切って コマーシャルを入るんだもの もう、ガッカリ なんだか、集中できませんよ そうか、効果テキメンだな おい、地球の番組見るのも ほどほどにしておけよ 実はあれは、オレが テレビ局に提案したんだ あらっ、隊長だったんですかぁ 視聴率を上げるためなら ワレワレの提案も聞いてくれる これが地球征服作戦とは知らずにな えっ、作戦なんですか？ 宇宙戦争になったとき 戦場で、コマーシャルを流すんだ 彼らは、いい知れぬ脱力感に包まれて 戦意を失うはずだ |
パソコンタロウくん、こんばんは 今夜もよろしくね さて、あたしのいつもファイル 「kuusou.doc」をクリック さあ、パスワード入力 「********」でリターン 入力開始！ 今日、街で転んじゃった そしたら 素敵な彼が声をかけてくれて 彼のクルマで病院へ運んでくれた ちょと捻挫しただけだったけど 家まで送ってくれるって言うので 少しドライブして お茶して 送ってもらった 夕食を食べたあと その彼から電話がかかってきて 急に結婚しようって言われて 言われて 言われＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴＴ あっ、ストップ なんかいまいちだなぁ 今日はここまで もう寝よう、おやすみ プッチン |
僕 「あそこに展示してある、青いクルマなんだ」 いい女「ねえ、赤い新しいクルマにしようよ」 僕 「うん、色と予算、どちらにするかだね」 新 車（あなたに会うために生まれてきたの） 中古車（あなたに会うために走ってきたのよ） 僕 （キミの過去は愛せないし キミの過去にもなりたくない） いい女「選ぶのは、あなたよ」 新 車（あなたの色に染まりたいの） 中古車（あなたにいろいろ与えたいのよ） 僕 （キミを彩る自信もないし キミをこなせる自信もない） いい女「決めるのは、あなたよ」 新 車（誰かのものなっちゃうの？） 中古車（あなた以上の人はたくさんいるのよ） 僕 「あの青い中古車、なんか惹かれるんだよな」 いい女「あたしみたいに？」 |
